新徴古館(旧宮崎県立博物館・武道館)
宮崎神宮の境内、森の中にたたずんでいた新徴古館です。
昭和15年、皇紀2600年の記念行事で建築された建物です。
当時多く作られた帝冠様式(洋風ビルの上に和風の屋根が乗っているデザイン)の要素が見受けられます。
戦後の昭和26年に県立博物館として利用され、その後、武道館として使われていました。
2006年、老朽化と保存整備が為されてなかったことから傷みがひどくなり、台風の被害もあって、解体されました。
実にもったいない話です。日中・太平洋戦時下に建設された建物は全国的にもあまり残ってないため、惜しすぎます。
宮崎県は近代建築の保存に関しては非常に悪いです。
観光立県としては非常に残念な話で、東国原知事で話題になった県庁こそ利用されてますが、他は無惨な状況です。
ちなみにこの写真は解体直前に撮りました。
今回、旧徴古館の方の写真も撮ったので、合わせて掲載します。
見てるだけでも痛々しい姿でした。
また、周辺の藤棚や池なども整備されておらず、荒れ放題でした。宮崎を代表する全国有数の大神社なのに、どうしたことでしょうか。
戻 る